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Commentary] Nature Positive: Создание общества, способного жить в гармонии с природой.
~О ОЭКМ и природных объектах~.

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ИНДЕКС

近年、生物多様性の実現に向けて、「ネイチャーポジティブ」という言葉がキーワードとなっています。ネイチャーポジティブとは、「自然を回復軌道に乗せるため、生物多様性の損失を止め、反転させること」です。

ネイチャーポジティブは、いわゆる自然保護だけを行うものではなく、社会・経済全体を生物多様性の保全に貢献するよう変革させていく考え方です。

30by30目標

ネイチャーポジティブの達成するための目標として、「30by30目標」が注目されています。

「30by30」とは、2030年までに陸と海の30%以上を健全な生態系として効果的に保全しようとする目標で、2021年6月のG7サミットで約束されました。

また、2022年12月の生物多様性条約第15回締約国会議(COP15)で採択された「昆明・モントリオール生物多様性枠組」にも30by30は組み込まれています。

2021時点で、日本では陸20.5%、海13.3%しか保護地域として認められていません。

保護地域は強い強制力を持って自然環境の保全を行える一方で、拡大が難しいたという問題があります。

OECM

この問題を解決すべく生まれたのが、「OECM(Other Effective area-based Conservation Measures)」です。

OECMは、「保護地域以外の地理的に画定された地域で、付随する生態系の機能とサービス、適切な場合、文化的・精神的・社会経済的・その他地域関連の価値とともに、生物多様性の域内保全にとって肯定的な長期の成果を継続的に達成する方法で統治・管理されているもの」と定義されています。

簡単に言うと、保護地域以外で生物多様性保全に資する地域です。

このOECMと従来の保護地域が国土の30%以上を占めることを目指します。

マップ自動的に生成された説明
図1:保護地域とOECMの地図
(出典:Other Effective Area-Based Conservation Measures (WDOECM))


それでは、どのようにしてOECMを拡大していくのでしょうか。

自然共生サイト

日本はOECMを増やすための取り組みとして、「自然共生サイト」を導入しています。
自然共生サイトとは、民間の取組等によって生物多様性の保全が図られている区域です。

サイト名都道府県申請者
北海道大学雨龍研究林北海道国立大学法人北海道大学
井川山林静岡県十山(株)
尾瀬(尾瀬ヶ原・尾瀬沼・尾瀬戸倉山林)群馬県東京電力ホールディングス(株)
トヨタ三重宮川山林三重県トヨタ自動車(株)
日本製紙 鳳凰社有林山梨県日本製紙(株)
表1:自然共生サイトの例


企業や団体、自治体が申請した地域のうち、生物多様性の価値を有し、生物多様性の保全が図られていると環境省に判断された地域が、自然共生サイトとして認定されます。

そして、自然共生サイトに認定された区域のうち、保護地域との重複を除いた区域が、OECMとして国際データベースに登録されます。

ダイアグラム中程度の精度で自動的に生成された説明
図2:保護地域・OECM・自然共生サイトのイメージ 
(出典:環境省『OECMの設定・管理に関する これまでの成果について』)


2023年10月に122の地域が自然共生サイトとして認定されました。

自然共生サイト一覧より著者作成


上の図はインタラクティブ地図になっており、地図上の○が自然共生サイトを表しています。

○クリックすると、各自然共生サイトの情報(サイト名、申請者、面積)をご確認いただけます(場所はおおよその目安となります)。丸の大きさはサイトの大きさを3段階で表しています。

図で分かるように、2024年2月現在、自然共生サイトは関東、中部、関西の都市圏で多く認定されています。

企業とOECM

OECMは、ネイチャーポジティブの世界的な指標の一つです。

そのため、OECM登録サイトを保有する企業は、30by30という国際目標に直接的に貢献しているということを知ってもらうことができます。

OECMに登録されることで、以下のような効果を期待できます。

・地域に発信し、サイトの価値の周知
・企業の価値向上
・社会・地域貢献
・環境関係情報の開示

また、自然共生サイトについては、経済的インセンティブの付与や税制優遇なども検討されています。

Заключение.

ネイチャーポジティブは、自然と共生できる社会を実現するために必達の目標です。
目標達成のために、まずは生態系が保全された地域を拡大することが重要になります。
OECMや自然共生サイトは、重要な役割を担うと考えられます。


aiESGは、自然関連財務情報開示タスクフォース(TNFD)を支援するTNFDフォーラムに参画しています。自然資本に貢献する事業戦略の策定や適切な情報開示の重要性を認識し、ESG観点に適合した製品やサービスの研究・開発、そしてマーケティング・ブランディング戦略の策定をサポートしています。

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参考
Other Effective Area-Based Conservation Measures (WDOECM)
https://www.protectedplanet.net/en/thematic-areas/oecms?tab=OECMs

OECMの設定・管理の推進について:
https://www.env.go.jp/council/content/12nature03/000118697.pdf

OECMの設定・管理に関する これまでの成果について:
https://www.env.go.jp/content/000147427.pdf

マッチングの試行及び 支援証明書モデル的試行WGについて:
https://www.env.go.jp/content/000165236.pdf

*Сопутствующая страница*.
Список отчетов: Правила/стандарты
https://aiesg.co.jp/topics/report/tag/基準-規制/

【プレスリリース】aiESG、自然関連財務情報開示タスクフォース(TNFD)フォーラムに参画
https://aiesg.co.jp/topics/news/2309_tnfd/

【プレスリリース】aiESG、大成建設の「ネイチャーポジティブ評価手法」の開発に協力
https://aiesg.co.jp/topics/news/20231101_taisei-nature-positive/

[The [ibid.Объяснение] Что такое ТНФД? Новый мост между финансами и природной средой
https://aiesg.co.jp/topics/report/230913_tnfdreport/

【解説】G20T20 Policy Brief
〜2030年までにG20諸国で世界生物多様性枠組み目標を達成するための提案~
https://aiesg.co.jp/topics/report/g20_report/

[Commentary] G20T20 Policy Brief ~Proposed financing mechanisms to promote the conservation of natural capital.
https://aiesg.co.jp/topics/report/230807_g20t20_report/

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