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【People of aiESG】社会の変化を身近に感じられる立場へ|Research Supply Chain  部 岩本みさ

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株式会社aiESGは、2022年に設立された九州大学発のスタートアップです。
「幸せが連鎖し、しわ寄せのない社会を。」というビジョンを掲げ、最先端AI技術と確かな研究実績をもとに、世界初の製品・サービスレベルでの包括的なESG分析を通して、お客様の多様なESG評価の課題に寄り添い、最適なご提案を行っています。

今回の記事では、Research Supply Chain 部で活躍中の岩本さんをご紹介します!


岩本 みさ Iwamoto Misa
高専を卒業後、九州大学へ3年次編入。九州大学にて、電力源の持続可能性評価に関する研究で修士号を取得。修士2年次よりaiESGに参画し、aiESG分析基盤を活用した大学との共同研究や分析基盤の管理・運用に従事。日本都市計画学会九州支部長賞、プラズマ・核融合学会若手学会発表賞ほか受賞。

aiESGメンバーとして活躍する傍ら、博士号取得に向けて日々研究に励む岩本さん。大学の卒論を書く際に、夜中にチョコレートを食べ過ぎて虫歯が3本できてしまい、今では歯磨きを念入りにされるようになったそうです。おちゃめな一面をお持ちで、岩本節全開のインタビューとなりました!

街づくりに興味を持った中学生時代

中学校の理科の授業で環境問題を学んでいた時に、大気汚染の映像をみて衝撃を受けたことがありました。私は自然豊かな島育ちなので、地球の一部ではこのようなことが起こっているんだと…。その頃から、街づくりにかかわる仕事に憧れを持つようになりました。

母の知り合いに土木関係の仕事をされている方がいて、高専では専門的なことを早いうちから学べると教えていただき、入学を決めました。

地元を襲った豪雨災害をきっかけに大学編入を決意

高専では土木工学を専攻し、道路や橋を造るための構造力学を学んでいました。分野に興味があったのはもちろんですが、学科が「環境都市工学科」というかっこいい名前に惹かれたのも入学の決め手の一つです(笑)

高専は普通科の高校と比較すると自由度が高くて、違う楽しさがある環境ですが、私は自由を楽しむよりもしっかり勉強するタイプだったので、もう少し成績を気にせず「好きなことをする時間が欲しいな」「大学生やってみたいな」と思っていました。

そんなことを考えていた時期に、私の地元で豪雨災害が発生しました。ハザードマップを頼りに避難場所を探したり、不安な思いをしながら避難したのを覚えています。この経験から、安心して暮らせる防災対策に関わることがしたいと考えるようになりました。災害対策や壊れたものの復旧って当時高専で学んでいた土木の分野で、高専では街づくりに憧れて入学をしましたが、それに加えて防災の分野をもっと学びたいと感じ、大学への編入を決意しました。

コロナ禍での大学生活

2020年に、高専から九州大学工学部地球環境工学科建設都市工学コースへ編入すると、ちょうどコロナが日本でも大流行していて…。3年生からの編入だったので勉強と同時に就職活動もしていたのですが、オンライン授業やオンラインでの就活が当たり前になっていて、思い描いていた大学生活ではなかったです。

4年生での研究室選択の際、編入当初は環境系で馬奈木さん(九州大学教授、aiESG共同創業者)の研究室にも関心があったのですが、防災の分野を少し学びたかったことや先輩後輩のグループで研究ができるということもあって防災系の他の研究室を選択しました。コロナ禍だったので、当時は研究室内でのコミュニケーションが活発かも判断基準にしました。研究室に配属された後は、氾濫シミュレーションで実在する川の反乱水域を予測するという研究をしていました。

私にとっての大学の良さは、授業だけではなくて研究室でプロジェクトを任せていただいたり、仲間と協力してプロジェクトを進めたり、先生の研究のお手伝いをさせていただけることです。3年生で研究室に入っていなかった私にとって、1年間の活動では少し物足りなさを感じ、加えてコロナ禍で思い描いていた大学生活ではなかったのでもう少し学生生活を謳歌したいと思い、大学院への進学を決意しました。

大学院では馬奈木研究室へ~aiESGとの出会い~

学部時代に防災の分野を学び、大学院では中学生の頃に思い描いていた環境と人が共生する社会の仕組みづくりを学びたいと考え、環境系の馬奈木研究室に入りました。

私が修士1年だった2022年7月にaiESGが設立されたのですが、当時は特に関わることもなく就職活動をしていました。就職活動では、脱炭素に関わるコンサルや経済産業省のお仕事をみていたのですが、その際にキーリーさん(九州大学准教授、aiESG取締役兼CR)と武田さん(九州大学准教授、aiESGチーフサイエンティフィックアドバイザー)にaiESGを紹介していただいたのがaiESGとの出会いです。もともとシンクタンクにも興味があったのですが、博士号を取得した後でも就職は可能でいい経験にもなるとアドバイスをいただき、博士号取得に向けて勉強をしながらaiESGでビジネスの経験を積もうと考え、2023年4月に入社しました。

キャリアビジョン~社会の変化を身近に感じられるように~

私のこれまでの進路選択は、その時の自分のやりたいことを追い求める形で進んできました。博士課程に在籍しながら民間企業で働いていることに正直自分でも驚いています(笑)

これから自分がどうなっていくのかというのは探っている段階ではありますが、学術とビジネスの二足の草鞋でやっていきたいなと考えています。研究室に閉じこもっていては、研究によって社会が動いている実感を得るまでに時間がかかる一方で、ビジネスにも関わっていると社会の変化を身近に感じることができます。社会が変化していることを身近に感じながら、学びを深めていく立場でありたいです。

aiESGには、博士号を取得されている方や研究を続けながら働いていらっしゃる方も多く在籍しています。そのため博士号取得とビジネスの両立を理解してくださる環境が整っており、今の私にとってとてもいい環境です。博士号取得を目指しながら、aiESGのビジネスに貢献できればと思います。

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