aiESG代表取締役の馬奈木俊介と取締役 兼 チーフリサーチャー（CR）のキーリーアレクサンダー竜太が参加している、2024年G20サミットのエンゲージメントグループ T20から声明が出されました。

この声明は、2024年7月2日・3日にリオデジャネイロで開催された「T20 Brasil Midterm Conference」に向けて発表されたもので、気候変動対策とエネルギー転換における公正性と包括性を重視し、G20のリーダーシップのもとで持続可能な未来を実現するための具体的な政策提案をまとめたものです。

【提言概要】
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地球は加速する気候危機と生物多様性の損失に直面しており、同時に貧困や飢餓との闘いにおいても後退が見られます。多くの国がエネルギーアクセスの拡大に苦しむ一方で、エネルギー転換への圧力も増しています。

タスクフォース02（TF02）の目的
TF02は、エネルギー転換に関連する問題に取り組み、公平性と包括性を重視した政策提案を行うことを目的としています。主なテーマは以下の通りです：

1. 包括的で公正な持続可能なエネルギー転換の実現。
2. 持続可能な消費と生産パターンの加速。
3. 社会生物経済と自然ベースの解決策（NbS）の促進。
4. 包括的で持続可能な低炭素インフラ投資の推進。
5. 多国間および気候ファンドへのアクセスの最適化。
6. 気候正義の概念を実行するための提案。
7. ESG指標の透明性、説明責任、標準化の向上。

主要な提言
8. 公正な移行計画の推進：G20がリーダーシップを発揮し、包括的な移行計画を支援すること。
9. 持続可能な開発金融の推進：公平で効果的な多国間開発銀行および気候ファンドを通じた金融アクセスの確保。
10. 国際税制改革と補助金の再編：化石燃料補助金の再編と高汚染企業への公正な課税を通じた持続可能な開発支援。
11. 先住民と伝統的コミュニティの知識の活用：先住民の知識と参加型ガバナンスを中心に据えたバイオエコノミーの促進。
12. 社会的および生物多様性の目標の統合：グリーンタクソノミー、持続可能性開示基準、ESG指標への標準化と効果的な統合。

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