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ESG定量評価を行う九州大学発スタートアップの株式会社aiESG(本社:福岡市博多区、代表取締役:馬奈木 俊介/以下「aiESG」)は、農林中央金庫(本店:千代田区大手町、代表理事理事長:奥 和登)のポートフォリオにおける投融資先のサプライチェーンを考慮したESGリスク分析を実施しました。結果、日本の包装食品・食肉加工企業への投融資は、アメリカの農業セクターによる土地利用や水負荷へのインパクトがあることが確認できました。
農林中央金庫「Climate & Nature レポート 2024」に掲載された分析では、食品関連セクター(GICSの生活必需品セクター)を対象にGHG排出量、ウォーターフットプリント*、人権リスク等ののリスクを可視化しています。
*ウォーターフットプリント:生産、加工、流通などライフサイクルを通じて直接・間接に消費・汚染 される水の量
《aiESG担当分析》
P53~55 投融資先のバリューチェーンを考慮した分析
P75 バリューチェーンにおける人権リスクについて
aiESGは、ESG指標と統計データを用いたサプライチェーン分析においてセクターのレイヤー(階層)を下流から上流へ複数層遡る手法を確立しており、分析対象とするセクターを基点としてバリューチェーンの上流に至るまでの累積の環境・水・人権等のインパクトを評価しています。
投資先や投資先のバリューチェーンにおける自然関連リスクの可視化、それに基づくネイチャーポジティブに向けた施策や優先順位の設定の提案などに課題を抱える企業様は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
aiESGサービスについてのお問い合わせ:
https://aiesg.co.jp/contact/
背景と分析結果
2021年6月、G7財務大臣らに承認される形で発足した「自然関連財務情報開示タスクフォース(TNFD)」の開示提言において、バリューチェーンの重要性が強く指摘されています。
投融資先の直接操業のみならず、投融資先のバリューチェーンにおける自然関連への影響を特定することで、企業が認識できる投融資先の自然関連のリスクと機会もより正確なものになることが期待されます。
しかし、現状、TNFDの提言に基づいた開示を行い、自然関連の指標を公表している企業は限られており、利用できるデータに限界があることから、農林中央金庫は、バリューチェーンの自然関連のリスクについて、ESG指標と統計データを用いたサプライチェーン分析を確立しているaiESGと連携して分析を試みました。
今回の分析では、日本の包装食品・食肉加工企業への投融資は、アメリカの農業セクターによる土地利用や水消費へのインパクトがあることが確認できました。
これにより、農林中央金庫が推進するTCFD・TNFD提言に基づいた取組みに新たな視点がもたらされ、ネイチャーポジティブに向けた施策や優先順位の設定について投融資先との対話に活用されることが期待されます。
詳細は、農林中央金庫が2024年3月に発表したClimate & Nature レポート 2024をご覧ください。
Climate & Nature レポート 2024(該当ページ:P53-55, P75)
https://www.nochubank.or.jp/sustainability/backnumber/pdf/2024/climate_nature.pdf
製品レベルのESG分析サービス「aiESG (アイエスジー)」とは
「aiESG」は、世界初となる製品およびサービスレベルの包括的なESG分析を可能とするサービスです。当社保有のESGサプライチェーンビッグデータを用いたAI分析により、3200余りのESG指標について詳細な試算が可能であるだけでなく、業界平均・従来品等との比較が可能です。特に、CO2などの環境面だけでなく、近年重要性が増している人権、生物多様性、労働環境等を含めた社会面やガバナンス面を定量的に評価可能な点において世界初のソリューションとなります。
さらに、aiESGによる分析は従来のライフサイクルアセスメント(LCA)では困難であった地理的試算も可能であり、直接調達先のみならず2次から最上流の取引先まで遡り、環境・社会・企業統治のホットスポットを可視化することができます。
また、カスタマーからの必要なデータは製品のコスト構成データまたは物量データのみであるため、従来莫大な工数が発生していたESGサプライチェーンの開示が容易となります。
当社サービスの紹介はこちら(https://aiesg.co.jp/topics/report/20230515_service_aiesg/)
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【解説】日経記事:「電気自動車(EV)の生産、「脱中国」によりESG指標が悪化」のaiESGサプライチェーン分析
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【解説】非財務資本:人的・自然資本の動向
〜国内外の開示規制・ガイドライン〜
https://aiesg.co.jp/topics/report/240329_human-natural-capital/
aiESG、生成AIを用いた統合報告書評価サービス「aiESG for IR」開始
~統合報告書と世界のESG要請の整合性を採点~
https://aiesg.co.jp/topics/news/aiesg-for-ir/
株式会社aiESG (アイエスジー)について
当社は、製品およびサービスレベルのESG分析を通して、持続可能な社会の実現を目指す九州大学発のスタートアップ企業です。G20 国連報告書代表など国際的・学術的な長年のESG研究成果を元に、サプライチェーンを全て遡ったESG評価プラットフォーム「aiESG」を提供しています。また、ESG全般について支援サービスを行っています。
当社コーポレートサイトはこちらから(https://aiesg.co.jp/)
会社概要
会社名 :株式会社aiESG
本社所在地 :福岡市博多区博多駅前 1-15-20 NMF博多駅前ビル 2階
代表取締役社長 :馬奈木 俊介
事業内容 :プロダクト/サービスレベルのESG分析事業
HP :https://aiesg.co.jp/
設立 :2022年7月
【本件に関するお問合せ先】
株式会社aiESG 広報担当宛
メールアドレス:pr@aiesg.co.jp